ちょっと一言

中国調査団〜急速発展の落とし穴?〜

2007年11月にソフトウェア委員会の中国調査団に参加する機会を得ました。飛躍的発展を続けている中国、特に上海や北京では、いろいろなものが販売され、民間の商売人魂もたくましく、共産主義国家であることを忘れてしまうほどです。しかし、意外なところで顧客視点に欠ける出来事に遭遇したので、この場を借りて紹介したいと思います。

<上海虹橋空港にて>

10月から新たに羽田―虹橋空港間が就航し、今回の視察でも早速利用させていただきました。虹橋空港も浦東空港(国際空港)を利用するよりも上海中心地に近く、大変便利な空港です。

また、中国の通貨は中国元ですが、日本で両替できる銀行は空港の銀行など限られており、事前に調べたところでは、日本で両替するよりも現地で両替する方がレートもよく、ホテルなどで気軽に両替できるとあったので、現地で両替するつもりで出発しました。

まさか、上海虹橋空港で両替できないとは!!
そう、基本的に国内空港である虹橋空港には銀行がなかったのです。

到着後、重い荷物を引きながら、到着ロビーから2階の出発ロビーまで探しまわった挙句、JALカウンターで聞いたら、「空港近くのホテルまで歩いていってそこで両替するしかない」と言われました。しかし、荷物を引いていくにはちょっと遠すぎるし、タクシーに乗りたくても中国元はない・・・

仕方がないので、帰国手続きをしている日本人団体旅行客に余った“中国元“を両替してもらおうと、恥を忍んで声をかけたところ、その団体のツアーコンダクターが一言、「そこのATMからクレジットカードで中国元を引き出せますよ。」・・・
無事、タクシーに乗って宿泊先ホテルにたどり着くことができました。

教訓1:少額でもいいから現地通貨は持って行ったほうが良い。

ちなみに、帰りの空港(北京)では出国者がものすごく多かったので、急いで出国手続きをし、免税店でのお土産を買ってから、余った中国元を両替しようとしたところ、・・・

お察しの通り、出国手続後の場所には銀行がありませんでした。(涙)

教訓2:銀行の位置は、事前に確認しておいた方が良い。

<またまた、上海虹橋空港にて>

上海から北京に移動するときも虹橋空港から国内線を利用しました。メンバー6人は皆、中国国際航空のチケットを持っていましたが、虹橋空港―北京空港間は複数の航空会社が共同運航するシャトル便となっており、搭乗手続きは共同カウンターで行います。1つの飛行機に多数の便名がついていて表示が判りにくかったり、実際に乗る飛行機の航空会社も様々だったりしますが、ほぼ30分ごとに北京行き飛行機が飛んでおり、中国国際航空のチケットでどの飛行機にも乗れるので、日本よりも便利なところもあります。

さて、実際に北京に移動するときのことですが、午前に行った訪問先での打合せが長引いたため、メンバー6人はタクシー2台に分乗し、急いで虹橋空港に向かいました。

出発時間の約25分前、私はタクシーを降りて空港に入ると、先に空港に到着した3人が共同カウンターに並んでいるのを見つけました。私は間に合うかどうか不安になりながらも共同カウンターの列に並んで、タクシーに同乗していた他の2名に「こっちだよ。」と声をかけようとすると、二人は中国国際航空のカウンターでなにやら話し込んでいるではありませんか!

『中国国際航空のカウンターでは搭乗手続きができないよ〜。第一、カウンターを見ただけで荷物をあずけられそうにないじゃない。』 と思っていると、前に並んでいた3人は無事搭乗手続きが終了し、私の順番が来ました。

「搭乗時間を過ぎています。」
「え?」

前の3人と同じグループであることを必死で訴えると、手荷物オンリーのカウンターへ行けといわれました。急いで、手荷物オンリーのカウンターへいきましたが、そこでも同じ答え。そして、「中国国際航空のカウンターへ行け」と・・・。

中国国際航空のカウンターに行くと、話し込んでいた二人はもういませんでした。心配して途中から私に付き添ってくれた団長(先に並んで搭乗手続き済み)の話では、どこかに連行されていったとのこと。
私はというと、中国国際航空のカウンターでも、「もう、クローズされた。」といわれ・・・

結局、30分後の飛行機に変更されて、再度、共同カウンターに並ぶ羽目になりました。

教訓3:(当たり前ですが)空港には早めに到着しましょう。2分の遅刻でも乗れません。
教訓4:中国国内線は、変更可能チケットにしましょう。

30分後(実際には出発が少し遅れて45分後)、無事に北京に到着し、メンバーと合流することができました。中国国際航空のカウンターに行った二人は、裏ルートで連れて行かれ、無事搭乗することができたそうです。そう、私も事前情報を鵜呑みにせずに中国国際航空のカウンターに行っていれば、予定便に乗ることができ、メンバーに迷惑や心配をかけることがなかったのです!

教訓5:事前情報に頼りすぎず、状況確認しましょう。
教訓6:単独行動は避け、グループで行動しましょう。

なお、私が乗った飛行機は上海航空でした。先の便に乗ったメンバーは違う航空会社で、飲み物しか出なかったと言っていましたが、私の乗った便では飲み物と軽食がでました。ちょっと得した気分!なんて言うと、北京空港で45分も待たせたメンバーのひんしゅくを買いそうです。

以上、「中国の意外な落とし穴」を紹介させていただいたつもりなのですが、『単に、私が大ボケだったからじゃないの?』という突っ込みが聞こえてきそうです。(笑)

ソフトウェア委員会(K.T.)

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