ちょっと一言

知財管理7月号編集後記より

  ようやく梅雨も終わり、天気は良くても蒸し暑い夏の到来を感じる今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 7月といえば個人的に思い出すのは、バイクのレースに初めて自分でチケットを買って観に行った年の「八耐」のことです。正確には八耐を見に行くべくバイクを駈って鈴鹿サーキットに行った時のことです。

 出発時、家から外を眺めた時は、少し雨が降りそうな雲行きだったので、当時の小雨用の装備で出発したのですが、伊勢湾奥の国道23号線(そう、伊勢湾岸道は未だ開通していませんでした)で台風に遭ってものすごい横風。急カーブを曲がる時ぐらいのフルバンクでやっと真っ直ぐ進める状態で、突風が吹いたら車線の左端から右端まで飛ばされそうになる有様でした。恐くてアクセルを閉じたいのですが閉じたら運動エネルギーを失って突風で吹き飛ばされるのが目に見えていて、恐怖心と戦いながらアクセルを開けてなんとかしのいだ次第です。

 そんな恐い思いをして観に行ったレースなので今でも印象が深く、そのレース(もちろんウエットコンディション)の最初の1スティント(約1時間)で2位に1分近い差をつけて独走したライダーの事を神のように崇めるようになったことは言うまでもありません。

 バイクに限ったことではないですが、腕が下手なのは仕方がないとして、余り無謀な運転はしちゃダメだということをこの1件で悟った次第です。

 さて、今月号の「知財管理」誌、いかがでしたでしょうか?中小企業にスポットを当てた論説、ブラジルにおける権利活用状況を扱った論説、欧州共同体商標を扱った資料、ASEANの特許調査を扱った資料、不競法ダイジェストの続きものの記事、インターネットオークション上における知的財産権侵害の話など、法域も対象地も対象となる企業の規模もバラエティに富んだ内容で、読み応えのある情報を提供できたのではないかと思っております。「知財管理」誌は会員の皆様への有益な情報提供に心がけてまいりますので、今後ともご愛読いただきますよう、よろしくお願いいたします。

(N.I.)

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