ちょっと一言

「卓球はじめました!」1月号編集後記より

 1年前から会社の先輩に誘われて仕事帰りにたまに卓球をしています。小学校で卓球クラブに入っていた記憶はあるのですが、ちゃんとした卓球台で卓球をするのは 実に25年ぶり!しかも当時のラケットはペンホルダーという片面しか使わないタイプでしたが、今どきの主流は、両面にラバーが貼られたシェークハンドになっており、なかなか 思い通りにボールが飛んでいきません。さらには日頃の運動不足もあり、翌日には足腰が筋肉痛になってしまう始末・・・。

 このようなスタートでしたが、今ではスマッシュ(と思いたい!)が打てるまで動けるようになってきました。決まる確率は低いのですが、思い通りにビシッとボールが飛んでいくと 実に気持が良いものです。寒い時期でも帰りには体がポカポカになりますし、夏は練習後のビールが格別になるという特典もあります。

 今のところは確実にボールをコート内に返すことを体で覚えないといけませんが、回転をかける打ち方やサーブなど練習項目はまだまだ沢山あります。なお、余談ですが、近ごろは ラージボールという従来のボールより4ミリ程大きいボールを使用する競技があり、この場合は片面のみのラケットを使うそうです。大きいからラリーもゆったりしているのだろうと 思いきや、体育館で見ましたらフォレストガンプ並みの速さでビックリしました。

 練習をしている中で、床に散らばったボールを集めるときに使用する、虫取網の縁の一部を平らにしたような形状の回収道具が目に留まりました。これを使うと腰を曲げなくても 簡単にボール集めができるので、「ゴルフボールと違って軽いピンポン玉ならではの便利な道具だな。なにか面白い出願がありそう。」と思い、ちょっと調べてみました。その結果、 「集球具」を出願している女性の方を見つけました。網の入口に伸縮する線材をボール径より狭い間隔で並べて張り、一旦網に入ったボールが戻らないように工夫したもので、 1年1件のペースで改良を重ねています。さらに驚くことに、この方は個人で出願をして全てを権利化しています。これほど力を入れているのは、卓球教室の先生か経営者だからだろうか ?と気になって公報にある住所をマップで検索してみると・・・、意外にも「書道教室」の表示が!?
 色々なところでアイデアは生まれているのだなあ、との思いを馳せながら今日も練習に向かいます。

(K.O)

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