ちょっと一言

「幾星霜を煌めく特集号」4月号編集後記より

 本年も無事に特集号を皆さまのお手許に届けることができました。「ヘルスケア×知財」いかがでしたでしょうか。先にも書きましたが,特集号でのインタビューは初の試みで,しかも2本も掲載という非常に挑戦的な企画でした。さらにいえば,下記,編集委員一覧をご覧いただければ分かるように,2020年度会誌広報委員会には既存のヘルスケア企業枠といえるメンバーが殆どいなかったのです。詳しい実情を知らない我々でこのメインテーマに耐えうる特集号を創り上げられるのかという不安は常につきまといました。しかし結果としては,特集号WGリーダーとして,皆さまにとって時間をかけて読むに値するコンテンツを盛り沢山にできたのではないかと自負しております。

 ちなみに今回のメインテーマの読み方は,「ヘルスケアと知財のクロスオーバー」です。決して「ヘルスケアバツ知財」ではないのでご注意を…。この「クロスオーバー」ですが,アニメ,ゲーム等では頻出単語で,ヲタクな私のお気に入りの語の一つです。複数の作品が一堂に会してそれぞれの個性や世界観を壊すことなく「IF」のストーリーが展開されるというのは非常に胸アツです。そこで,本号が皆さまにとって胸アツであってほしいという想いも込めて上記の読み方に拘っています。

 ところでこの特集号ですが,本号をもって4月刊行は終了となります。2022年特集号以降は原則10月刊行となります。これはCOVID-19による会誌広報委員会活動自体の大きな変化に柔軟に対応できるよう運営体制の最適化と活性化を図り,新任委員サポートの充実化を含めた各委員のモチベーションを向上させることを目的としています。また,10月刊行は他の委員会やシンポジウムとの連携の強化も視野に入れたものとなっております。新しいことにチャレンジすることは非常にしんどい面もありますが,達成したときの清々しさは何物にも代え難いことをこのリーダーを務めて実感しております。新しい特集号WGでは「どんなに苦しくても前へ進む」貴方の参加をお待ちしております!

 といいつつ,私は一旦委員を離脱します。とても残念ですが「我に課す一択の運命と覚悟」して社業に専念致します。お世話になりました。

(K.N.)

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