「知財管理」誌
Vol.46 記事詳細
| 掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 46巻(1996年) / 12号 / 1939頁 |
| 論文区分 | 資料 |
| 論文名 | ヒルトンデービス事件のCAFC判決に付属して発表されたニース判事の所見の考察 |
| 著者 | 藤芳寛治 |
| 抄録 | ヒルトンデービス事件の第2審CAFCでの審理では、均等論の解明に力を入れ、均等論の判断は斯くあるべし、を結論として出すことを目的として、Amicus Curiaeから意見を徴する等、特別審理が取り入れられた。しかし、その判決の趣旨そのものは第一審の判断を支持することにとどまり、我々米国の特許訴訟に関心のあるものには落胆したものであった。しかしこの判決に付属して発表されたニース判事の少数意見(傍論)は我々の目を覚めさせるものである。残念ながら、この傍論は非常に長大であるので、その中で2.3の注目すべき論旨の部分を選択して紹介する。 |
