「知財管理」誌
Vol.71 記事詳細
| 掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 71巻(2021年) / 4号 / 480頁 |
| 論文区分 | 特集(ヘルスケア×知財) |
| 論文名 | デジタルテクノロジーの進展と 医療ヘルスケアのパラダイムシフト ─データ駆動型ヘルスケアの実現に向けて─ |
| 著者 | 佐々木隆之 |
| 抄録 | バイオテクノロジー・デジタルテクノロジーの進展や超高齢社会の到来を背景に、行動変容、予防、早期介入や個別化医療の実現といった「医療ヘルスケアのパラダイムシフト」が進展しようとしている。特にIoTやAIなど様々なデジタルテクノロジーは、デジタルバイオマーカーの開発、研究と生活の融合、個別化医療ソリューションの普及、バーチャルコミュニティの利活用など、サイバー/フィジカル両面からの介入の在り様を劇的に変えようとしている。こうした変革を支えるのはデータであり、データ提供者、データ管理者、データ利用者といったステークホルダーがともにメリットを得られるような「データエコシステム」を構築し、信頼をもとに、利用ニーズにあったデータの流通を実現していくことが求められる。医療ヘルスケア関連産業には、モノの提供からサービスの提供へと価値を変革していくとともに、データ駆動型社会の一員となり、データプロバイダーとして社会に貢献していくことが必要である。 |
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