会務報告&部会報告

9月度 東西部会 議題

I.関東部会

9月20日(火)14:00〜17:00 
ベルサール八重洲
久慈専務理事    237名 210社

議 事

  1. 会務報告等PDF別ウィンドウ
    専務理事  久慈 直登
  2. 専門委員会報告
    (1)進歩性判断における阻害要因
    特許第2委員会
    2015年度副委員長  松下 和正 氏(キヤノン株式会社)
    【報告概要】
    進歩性判断における阻害要因について、近年「阻害要因あり」と判断された裁判例の判断理由を確認したところ、 副引用発明を主引用発明に適用することの阻害要因ではなく、本件発明と主引用発明との間の相違点に起因した阻害要因が半数以上であった。 これを踏まえ、適切な阻害要因主張について検討した。

    (2)クレームの限定解釈主張および無効主張に関する研究
    特許第2委員会
    副委員長   中津川 勇二 氏(株式会社ダイヘン)
    【報告概要】
    企業実務においては、他社特許権のクリアランスを行うに際して限定解釈をして非侵害と判断する場合があるが、 限定解釈は解釈の妥当性を推し量る術がないためにリスクが潜んでいる。そこで、被疑侵害者からの限定解釈主張が 認められる割合や傾向を分析することでリスクの大きさを量ることを試みた。

    (3)分割出願に係る特許権の訴訟における留意点
    特許第2委員会
    委員長代理   室山 竜太 氏(株式会社日立国際電気)
    【報告概要】
    分割出願に係る特許権の訴訟における留意点を判例に基づいて検討した。分割要件の判断では問題となる構成要件が発明の課題解決に 必要な構成であるかがポイントになる場合あり、特許発明の技術的範囲の解釈では分割要件に照らして原出願の当初明細書等が 参酌される場合があることに留意が必要である。

    (4)特許侵害訴訟の近時判例の調査分析 〜特に数値限定発明について〜 
    特許第2委員会
    2015年度副委員長  渡邊 和良 氏(株式会社富士通ゼネラル)
    【報告概要】
    数値限定発明に着目した特許侵害訴訟の近時判例の調査分析を行った。数値限定という一見明確な権利範囲が訴訟で争われた結果、 構成要件非充足とされた事例が散見された。そこで、統計分析結果と注目判例を紹介する。また、充足性判断の際に実務者が 考慮すべき要素をフロー形式でまとめたので紹介する。

II.関西部会

9月29日(木)14:00〜17:00 
OMM
久慈専務理事、髙山常務理事    86名 76社

議 事

  1. 会務報告等PDF別ウィンドウ
    専務理事  久慈 直登
  2. 専門委員会報告
    (1)進歩性判断における阻害要因
    特許第2委員会
    2015年度副委員長  松下 和正 氏(キヤノン株式会社)
    【報告概要】
    進歩性判断における阻害要因について、近年「阻害要因あり」と判断された裁判例の判断理由を確認したところ、 副引用発明を主引用発明に適用することの阻害要因ではなく、本件発明と主引用発明との間の相違点に起因した阻害要因が半数以上であった。 これを踏まえ、適切な阻害要因主張について検討した。

    (2)クレームの限定解釈主張および無効主張に関する研究
    特許第2委員会
    副委員長    中津川 勇二 氏(株式会社ダイヘン)
    【報告概要】
    企業実務においては、他社特許権のクリアランスを行うに際して限定解釈をして非侵害と判断する場合があるが、 限定解釈は解釈の妥当性を推し量る術がないためにリスクが潜んでいる。そこで、被疑侵害者からの限定解釈主張が 認められる割合や傾向を分析することでリスクの大きさを量ることを試みた。

    (3)分割出願に係る特許権の訴訟における留意点
    特許第2委員会
    委員長代理   室山 竜太 氏(株式会社日立国際電気)
    【報告概要】
    分割出願に係る特許権の訴訟における留意点を判例に基づいて検討した。分割要件の判断では問題となる構成要件が発明の課題解決に 必要な構成であるかがポイントになる場合あり、特許発明の技術的範囲の解釈では分割要件に照らして原出願の当初明細書等が 参酌される場合があることに留意が必要である。

    (4)特許侵害訴訟の近時判例の調査分析 〜特に数値限定発明について〜 
    特許第2委員会
    2015年度副委員長  渡邊 和良 氏(株式会社富士通ゼネラル)
    【報告概要】
    数値限定発明に着目した特許侵害訴訟の近時判例の調査分析を行った。数値限定という一見明確な権利範囲が訴訟で争われた結果、 構成要件非充足とされた事例が散見された。そこで、統計分析結果と注目判例を紹介する。また、充足性判断の際に実務者が 考慮すべき要素をフロー形式でまとめたので紹介する。

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