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著作権及び関連する権利に関するシンポジウム開催

 2017年6月5日,「アフリカにおける著作権及び関連する権利の形成」をテーマとした3日間に渡る著作権及び関連する権利に関するシンポジウムが,ハラレにあるアフリカ地域知的財産機構 (African Regional Intellectual Property Organization (ARIPO))本部で始まった。シンポジウムでは,ARIPO加盟国の著作権局,集中管理団体,事業家が一堂に介し,著作権及び関連する権利に 関わる論点及び,アフリカでの著作権及び関連する権利のシステム形成におけるARIPOsの役割について議論がなされた。アフリカ諸国における著作権と創造産業の経済的重要性,著作権の法的枠組み, 国家レベルでの著作権管理の本質的要素,著作権使用を可能とする環境整備,デジタル環境下でのコンテンツ産業,等を含む多くの議題がシンポジウムで議論された。
 シンポジウムは6月7日の木曜日に閉会し,ジンバブエの法務事務次官,Mrs. Virgina Mabhizaの公式発表によると,シンポジウムには,ARIPO加盟国から73名の参加者が参加していた。 開会式は,数カ国の加盟国及び加盟国候補のジンバブエ大使やその代理人のご臨席を賜った。
 参加者は各国及び国際レベルで著作権及びその関連権利の専門家である。世界知的所有権機関(WIPO)の副事務局長のMs Sylvie Forbin,国際複製権機構連合(IFFRO)の最高責任者の Ms Caroline Marganも国際的専門家として参加した。
 著作権局長,知的財産局長,集中管理団体長は協力者や協力研究者と同様に局部的に出席していた。
シンポジウムと同時開催されている展示会にて,さまざまな加盟国の代表者が,各国の創造産業から文学,製品及びサービスを展示していた。

ARIPOニュース(2017年6月6日)
http://www.aripo.org/news-events-publications/news/item/181-symposium-on-copyright-and-related-rights

(参照日:2017年6月6日)

(宗包 英里)   

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