専門委員会成果物

欧州特許庁,欧州特許庁次期長官にAntónio Campinos氏を選出

 10月11日,欧州特許庁(EPO)は,欧州特許機構管理理事会において,EPOの次期長官にAntónio Campinos氏を選出したことを発表した。EPO長官としては7代目になる。任期は5年であり,任期の開始は2018年7月1日を予定している。

 António Campinos氏は,ポルトガル出身であり,現在,欧州連合知的財産庁(EUIPO)の長官を務めている。ポルトガルの産業財産庁(INPI)の前長官でもあり,その任期中の数年間には欧州特許機構管理理事会のポルトガルの代表も務めた。

 EPOの発表を受け,EPO現長官のBenoît Battistelli氏は,「António Campinos氏がEPO次期長官に選出されたことについてお祝いしたい。この選出は,彼のIPに関する能力と経験が 評価されたものだと思います。António Campinos 氏は,ヨーロッパ南部から選出される初のEPO長官になりますが,これは欧州の多様性の勝利を表すものです。また,EPOが,意思決定における強い自治とリーダーシップを有していることを表すものです。」と述べた。

EPOニュース(2017年10月11日)

https://www.epo.org/news-issues/news/2017/20171011.html
(参照日:2017年11月20日)

(森本 国弘)

Copyright (C) Japan Intellectual Property Association All Rights Reserved.