国際活動

北京・上海において日中企業連携会議実施

 日中企業連携PJでは、2019/3/21〜28に、池田敦常務理事(キヤノン株式会社)、竹本一志参与(サントリーホールディングス)ほか9名、 総勢11名のメンバーを中国に派遣し、3月22日北京で中国専利保護協会、3月25日に上海で上海市知識産権服務中心とそれぞれ連携会議を開催しました。

 北京での連携会議について、開幕式では、主催者代表挨拶として、中国専利保護協会会長である孟鳳朝氏、続いて、日本知的財産協会日中企業連携プロジェクトリーダーである 竹本一志氏より挨拶を行いました。
 午前は、テーマ1(事業の発展と知的財産)について、陳莉莉氏(東レ)を司会として、日方はダイセル、富士通、ソニー、キヤノンが、中方は北京汽車、昿視科技、国家核電、 恒宝の各社が、第4次産業革命等をめぐる状況変化の中での企業が持続可能な発展を遂げるための知財に係る各社の取組みについて発表し、議論を実施しました。午後は、 同様に、テーマ2(グローバル環境における知的財産マネジメント)について李英艷(鉦霖)を司会として、中方は東旭集団、連想集団、漢王科技、達闥科技、日方は味の素、 古野電気、京セラ、三菱電機が、グローバルな知財マネジメントに係る諸課題を発表し、議論を実施しました。

 最後に、閉幕式では、協会常務理事 池田敦氏、続いて、中国専利保護協会副会長代表 任川霞氏が挨拶を行い、一日の議論を振り返りました。

  • 会議風景
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 同様に上海の連携会議について、開幕式では、主催者代表挨拶として、上海市知識産権局 楊慧氏、日方は、日中企業連携プロジェクトリーダーである竹本一志氏が挨拶を行いました。
 その後、2つの会議室にテーマごとに分かれ、テーマ1(事業の発展と知的財産)については、午前、葉晶氏(上海発電設備設計研究院)を司会として、中方は、上海発電設備設計研究院、上海灿瑞科技、 日方は、ダイセル、東レが発表、議論を実施しました。午後は、陳莉莉氏(東レ)を司会として、日方は、ソニー、キヤノン、中方は、東方国際集団、西宝生物が発表、議論を実施しました。  

 テーマ2についても、同様に、午前、 張麗紅氏(微創医療)を司会として、日方は、京セラ、村田製作所、中方は、微創医療、百事通が発表、議論を実施しました。午後は、江瑾氏(富士通)を司会として、中方は、 中国航発商発、電科電器、日方は、味の素、三菱電機が発表、議論を実施しました。
 その後、再度会場を一つにし、日中の代表4名(日方:キヤノン、味の素)により、各会場の午前・午後の議論について、全体に報告がされました。
 最後に、閉幕式では、上海市知識産権服務中心主任 黄鵬飛氏の司会の下、協会常務理事 池田敦氏と上海市知識産権服務中心副主任 許偉華氏より挨拶がされ、一日の議論を振り返って会議が締め括られました。

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 メンバーは、会議終了後、深圳にむかい、高性能半導体照明やディスプレイ光源などを取り扱う深圳光峰光電技術有限公司(以下、光峰)、健康製品、漢方薬および化学薬品を 取り扱う深圳健康元製薬グループ株式有限公司(以下、健康元)を訪問しました。
 光峰では、ショールームを見学後、先方会社紹介、JIPAから協会の活動について紹介した後、意見交換を実施しました。健康元では、先方会社紹介、JIPAから協会の活動を紹介、 その後、日方メンバー相坂、黒澤、水方からそれぞれ「グループ企業における知財管理」、「知財評価」、「知識創造を支える体制」について説明したのち、自由討論を実施しました。

  • 光峰
  • 健康元
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