国際活動

第8回TM5ユーザーセッションへの参加

 2019年12月11日(水)、舞浜(日本)において開催された、日本・米国・欧州・中国・韓国の商標五庁(TM5)会合のユーザーセッションに商標委員会が参加しました。本会合では、TM5が取り組んでいるプロジェクトや共通テーマについてユーザー団体と意見交換を行い、商標制度・運用の改善およびユーザーフレンドリー・ハーモナイゼーションの促進を目的としています。
 参加団体は、JPO、USPTO、EUIPO、CNIPA及びKIPOの各国商標所管官庁と各国・地域のユーザー団体で、日本のユーザー団体としてはJPAA、JTA、JIPAが参加しました。
 JIPAからはTM5にて進行中の各プロジェクトに対する意見発信・表明及び質問・要請等をしました。具体的な内容は以下の通りです。
  1. テーブルトピックディスカッション
     TM5プロジェクトの一テーマである「品質管理」に関し、設定された3テーマに係る各テーブルディスカッションに参加しました。
    1. ユーザー評価調査
       各庁よりユーザー満足度の調査についての取組みや運用状況について概略が紹介され、その後、より具体的な調査・分析手法についての議論がなされました。 ユーザーからは、特に国際的なユーザーを対象として、各庁が提供するツールの満足度比較調査を行うことで、より具体的な改善点や要望が伝えやすくなることを指摘しました。
    2. ⊃該佐韻箸離灰潺絅縫院璽轡腑
       各庁よりユーザーと審査官とのコミュニケーション(面談や意見交換等)の取組みや運用状況について紹介され、その後ユーザーより課題や要望等について議論しました。 議論では、当該取組みが継続して行われることが重要であるとしたうえで、そのツールや方法など、利便性の向上を要望しました。
    3. A甦審査・ファストトラック出願
      各庁より早期審査・ファストトラック出願の制度や活用状況について紹介され、その後ユーザーや各庁からの質疑応答及び今後の展開についての議論が行われました。 当該制度の活用は出願人と審査官双方にメリットがあるという前提で、当該制度の更なる利便性向上を要望しました。
  2. 中国商標法改正
     2019年11月に施行された改正中国商標法において、新たに設けられた「悪意の商標」対策に関する条項に関し、CNIPAより発表がなされました。
     本発表後の質疑応答では、複数のユーザーより質問がなされるなど、悪意の出願については、依然としてユーザーの関心が高く、迅速かつ効果的な対策の必要性を改めて感じました。

     引き続き、商標委員会からの委員派遣を継続し、今回の議論内容の追跡や、提案・意見発信等を継続して参ります。
     あわせて、他ユーザー団体との連携を図りながら、各プロジェクト等への意見表明や質問を通し、JIPA加盟各企業へ有益なものになるよう導くとともに、TM5の発展及び商標業界でのJIPAのプレゼンス向上への寄与を図りたいと考えます。

以上

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