国際活動

第5回ICG会合及び第8回GDTF会合への参加報告

   2022年3月4日に第5回ICG会合および第8回GDTF会合が、日本時間20時30分からオンラインで開催され、JIPAからは田中PJリーダー、海野WGリーダー、大塚WGリーダー他の国際政策PJメンバーが参加し、以下のような項目に関してIP5各庁およびIP5ユーザー団体メンバーの間で議論が行われました。
  • Improvements on OPD system and GD Priorities
    グローバルドシエにおける優先5項目の中で、産業界としては XML化を最も重要視して優先すべき事項である旨他を表明。
  • Implementation of IP5 NET/AI Roadmap
    庁側から示されたNET/AI Roadmapに関連して、産業界側はNET/AIの問題を非常に重要だと考えており、ロードマップの作成に尽力した庁に対する謝意を述べると共に、ユーザー側でもAIタスクフォース(IAITF)を設立して、今後もユーザー側からロードマップの実施に貢献していきたい旨を表明。
  • PHEP-Global Assignment and Allowable features in drawings
    本会合にて庁側より示されたIP5ウェブサイトに5庁で許容される図面要件を示した「IP5-Safe Format」が一般に公開されることを、第1フェーズとしての素晴らしい成果として期待している旨を表明。
  • Reducing the procedural burden in the post pandemic era
    電子署名と手続き上の負担の軽減が、COVID-19危機を超えて、近い将来のIP5庁の活動にとって重要な目標であり続けるべきであることをユーザー共通の意見として強調。
  • IP5 Collaborative Search & Examination Pilot− extension of the evaluation phase
    本試行プログラムの評価段階にさらに1年延長したいとの庁側提案に合意するとともに、産業界としては、ユーザーの利益に関するレビューのための詳細な評価レポートまたはデータを期待していること、またコストがCS&Eへの参加意欲の重要な要素となることを表明。

  ICGおよびGDTFともに、今回の会合結果とその後の五庁間協議を経て、6月のIP5長官会合にて今後の作業計画や内容が正式承認され、各国ユーザーにも共有される予定です。

※本会合の詳細資料については、IP5Officesのホームページ(下記URL)に掲載済です。
https://www.fiveipoffices.org/industry-consultation/GDTF/gdtf2022

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