「知財管理」誌

「知財管理」誌 検索

掲載巻(発行年) / 号 / 頁 76巻(2026年) / 3号 / 339頁
論文区分 論説
論文名 ドイツにおけるパラメータを用いた選択発明の新規性判断に関する調査・研究
著者 国際第2委員会 第2小委員会
抄録  多くの日本企業が欧州特許庁への出願・許可通知後にドイツを指定国として有効化する傾向がある。欧州特許庁とドイツ特許商標庁間で、パラメータを用いた選択発明に対する取り扱いの相違により、欧州特許庁での審査を経て許可通知後、指定国にドイツを選択し有効化した場合、ドイツ国内裁判所においてパラメータを用いた選択発明の新規性がどのように認定されるか不明であるため、権利の安定性に不安があると思われる。つまり、ドイツで有効化した欧州登録特許を、ドイツ国内で権利活用する際に問題となる恐れがあると思われる。そこで、パラメータを用いた選択発明の判例に関する調査・研究等を通じて動向を整理した。その結果、パラメータを用いた選択発明については、原則として新規性が否定されることが分かった。本稿では、化学・材料分野に多くみられるパラメータを用いた選択発明のドイツにおける新規性判断について、過去の判例を参考に調査・研究し、今後留意すべき点について紹介する。
Copyright (C) Japan Intellectual Property Association All Rights Reserved.