「知財管理」誌
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掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 75巻(2025年) / 7号 / 833頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | ECプラットフォームにおける模倣品対策の最前線 |
著者 | 山崎和行 |
抄録 | 世界の電子商取引(EC)市場規模は902.5兆円(5.82兆USドル)に達し、全商取引金額におけるECの割合(EC化率)は19.4%と試算されている1)。AmazonをはじめとするECプラットフォームは社会インフラと言っても過言でないほどに発達した。しかし、同時にECプラットフォームはグローバルサプライチェーンを介した模倣品流通への寄与という負の側面を有している。 本背景を踏まえ、株式会社NTTデータ経営研究所は特許庁からの委託を受け、令和5年度産業財産権制度問題調査研究「AIを利用した模倣品対策に関する調査研究」においてAI技術を活用した模倣品対策の有効性および課題の調査研究を実施し、ECプラットフォームにおける模倣品対策の現状・課題について調査した。 本稿では同調査研究の結果をもとに、ECプラットフォームにおける模倣品対策の最前線について概説する。 |
