「知財管理」誌
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| 掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 76巻(2026年) / 1号 / 108頁 |
| 論文区分 | 海外注目判決(No. 111) |
| 論文名 | (No. 111) [米国]当事者の主張と異なる理由で特許無効とした連邦地裁判決が取り消された事件 |
| 著者 | 三原秀子 |
| 抄録 | 当事者が主張した理由とは異なる理由でデラウェア州連邦地方裁判所(以下、「地裁」という)が下した特許無効の判決を、連邦巡回区控訴裁判所(CAFC)は、裁量権の逸脱として取り消し、地裁に差し戻した。この判決でCAFCは「当事者提示の原則(party presentation principle)」を説示して、地裁が当事者の主張を超えて独自の判断を下すことは誤りと強く批判し、併せて、米国特許法(以下、「米国特許法」の記載を省略する)第101条(特許適格性要件)も第102条(新規性)、第103条(自明性)、及び第112条(記載要件、本件においては特に実施可能要件)と同等に扱うべきこと、さらに「特許の有効性推定の原則(presumption of validity)」( 第 282条)が特許適格性の判断にも適用されることを判示した。 |
