「知財管理」誌

Vol.53 記事詳細

掲載巻(発行年) / 号 / 頁 53巻(2003年) / 7号 / 1131頁
論文区分 論説
論文名 イギリス・ドイツにおける特許の補正に関するQ&A ―欧州特許の指定国移行後も含めて―
著者 国際第2委員会
抄録 権利の活用が重要視されている昨今、特許権者にとって有益な特許権を得ながら、登録後に特許無効とされることは絶対に避けなければならない。そのために重要なことの一つとして、拒絶応答などにおける補正の適否が欧州各国の特許庁や裁判所によってどのように判断されるかを知っておく必要がある。すなわち、欧州特許条約ルートで出願された特許であっても、権利が登録され活用されるのは条約の締結国である各国だからである。本稿では、イギリス及びドイツにおける補正に焦点をあて、まず、各国法において補正がどのように規定されているかを説明し、続いて、イギリス特許法に特有の、登録後の補正の適否に関する特許庁及び裁判所の裁量権について述べる。更に、明細書には明記されていない事項を補正によりクレームに反映させることができるかについての各国の判断基準や、ドイツにおける「逃げられない罠」(Inescapable Trap)にも言及する。尚、読者の理解を促すために全体を通してQ&A形式とし、終わりに関連する判例の要約を添えた。
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