「知財管理」誌

Vol.56 記事詳細

掲載巻(発行年) / 号 / 頁 56巻(2006年) / 5号 / 769頁
論文区分 資料
論文名 清華大学の知的財産権管理と技術移転
著者 鄭永平、党小梅、孟憲飛、ウー萌方、中村真帆(訳)
抄録 中国の経済発展が見込まれ、中国脅威論が日本で唱えられてから久しい。しかし、果たして中国は本当に日本経済にとって「脅威」であるのか。中国が「脅威」であるか否かの議論は簡単に答えを出すことは難しく、しかしながら中国を知り、中国と共に「共栄」していくことが日本経済にとってプラスであることはいうまでも無い。中国に関して、相手を知るということは簡単な様でしかし難しい。なぜなら、我々の有する日本的感覚をアジア的感覚とし、それを中国に重ねて考えることが多いからだ。東京大学先端科学技術研究センターは、中国の理工系大学の最高学府である清華大学との学術交流を2004年より開始し、中国からの生の声を取り入れるため、中国と直に交流をし、彼らの声をもとに中国の現状を理解しようと取り組んできた。本稿はその活動の一環である。本稿を通して、皆様に中国の現状を知っていただき、中国とのより良い「共栄」のあり方を探っていただけたらと思う。
本稿は清華大学科研院の著者が執筆した文書の翻訳に、訳者が注記を付したものである。
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