「知財管理」誌
Vol.60 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 60巻(2010年) / 9号 / 1447頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 除くクレーム大合議判決以降の補正における新規事項追加の判断について |
著者 | 特許第1委員会第4小委員会 |
抄録 | 除くクレーム大合議判決(ソルダーレジスト事件、平成20年5月30日知財高裁判決)では、 明細書等の補正の認められる範囲について「新たな技術的事項を導入するか否か」という新たな基準 が示された。この基準は、現在審査実務で適用されている「当初明細書等から自明な範囲」よりも一 般的であるため、補正の認められる範囲に変化を生じさせる可能性がある。 そこで、本稿では、大合議判決以降の判決において、補正可否の判断プロセスと結果に変化が生じ ているか調査する。さらに、補正に際しての留意事項を提示する。 |