「知財管理」誌

Vol.67 記事詳細

掲載巻(発行年) / 号 / 頁 67巻(2017年) / 11号 / 1698頁
論文区分 論説
論文名 新検索技術の到来と特許調査の今後
著者 情報検索委員会第1 小委員会
抄録  近年の情報技術の進化は目覚しいものがあるが、特許検索においても意味検索や機械学習といった新たな技術が組み込まれ始めている。これらの技術により、検索式の作成をせずとも高精度な特許検索が可能となり、特許調査の簡易化や負荷削減が期待され、また知財部門以外でも高精度な特許調査ができるようになる。その反面、検索システムで実行される検索処理が複雑なものとなりブラックボックス化されると、検索結果の妥当性判断や検索条件の修正が困難となる。そのため、検索に使用されている技術をある程度理解していなければ、十分に使いこなすことができない恐れがある。
 そこで本稿では、それらの技術について解説するとともに、それらの導入によって、将来の特許調査業務がどのように変化していくのかについても考察する。
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