国際活動

インドネシア・タイ調査団派遣

 2023/12/3から12/9の期間にて、JIPA国際第4委員会から、インドネシア及びタイへ調査団を派遣し、両国合わせて、12機関を訪問の上、意見交換を実施しました。
 インドネシアでは、インドネシア知的財産総局(DGIP)、インドネシア仲裁委員会(Badan Arbitrase Nasional Indonesia;BANI)、中央ジャカルタ商事裁判所、及び現地特許事務所3所、及びタイでは、タイ知的財産局(Department of Intellectual Property;DIP)、タイ中央知的財産国際取引裁判所(Central Intellectual Property and International Trade Court;CIPITC)、JETROバンコク、及び現地特許事務所3所と、意見交換を実施しました。
 DGIPでは、若手特許審査官を中心として、20名を超える方々にご同席いただき(左写真)、特許品質の強化に向けた、特許審査官の新規採用状況や、知財教育施設(IP Academy)を活用し、特許実体審査のさらなる強化に取り組んでいる点を確認しました。
 また、DIPとは、出願人にとって、特許権利化期間のさらなる短縮を期待すると共に、Fast Trackについて、科学分野など、医薬分野以外への対象範囲の拡大を要望し、DIP側からも前向きな感触を得ることができました。さらに、CIPITCでは、Toon所長もご同席いただき(右写真中央)、タイにおける特許権を使った侵害訴訟の実態や、ビデオカンファレンスシステムを導入し、原告・被告共に遠隔地にいながら裁判を進めることができる、最新の電子裁判システムについても、確認することができました。
 本調査団の詳細は、報告書を作成し、2023年度中に、JIPA会員のみなさまへ展開させていただく予定です。
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