国際活動

メキシコ知財保護協会(AMPPI)との意見交換

2025年9月17日、メキシコ知財保護協会(AMPPI)からOliver Galindo氏とHector Chagoya氏がJIPA東京事務所を訪問し、上野専務理事(冒頭のみ)、国際第一委員会の大野委員長、G模倣品対策WGの大久保リーダー、斎藤(琴)委員らと意見交換を行いました。

AMPPI側からは、設立60年の歴史を持つ非営利団体としての組織概要、特許庁との連携や訴訟支援、模倣品対策など幅広い活動が紹介されました。特に、米国・カナダとのUSMCA改正を見据えた模倣品対策の強化が重要課題であることが説明されました。

また、メキシコのEC市場における模倣品対策として、MercadoLibre(MELI)、Facebookマーケットプレイス、Amazonなど主要プラットフォームの削除制度(BPP)や、WhatsAppなど個人取引型プラットフォームへの対応の難しさが具体例とともに示されました。さらに、特許庁改革、医薬品分野の臨床データ保護やリンケージ制度の課題、PCT優先権回復、AI関連知財など最新の制度動向についても活発な議論が行われました。

この会合を通じて、メキシコの知財制度および模倣品対策への理解が深まり、今後の連携に向けた有意義な機会となりました。

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