「知財管理」誌
Vol.74 記事詳細
| 掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 74巻(2024年) / 10号 / 1251頁 | 
| 論文区分 | 特集(DE&Iと技術革新のシナジー −知財が担う役割−) | 
| 論文名 | 自律分散型社会における法的課題の検討─DAOを巡る議論を中心に─ | 
| 著者 | 殿村桂司 | 
| 抄録 | 自律分散型社会における新しい組織又は人々の集まりの形として、自律分散型組織(Decentralized Autonomous Organization(DAO))が注目を集めている。DAOは、ブロックチェーン等のweb3関連の技術革新やムーブメントと共に発展してきたが、日本においては、地域創生等のフィジカル空間における社会課題の解決や、映画等のコンテンツ製作のために活用されるなど独自の発展を見せている。このような社会現象に対して、既存の法制度では十分に対応できない法的課題が生じることが予想される。本稿においては、DAOを巡る組織法や金融規制に関する議論を概観すると共に、DAOを利用して知的財産が創出される場合等を想定して、自律分散型社会における知的財産制度の課題について初期的な検討を行う。 | 


















