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管理担当者向けプチ・フォーラムを開催しました

<実施概要>
 2025年度 管理担当者向けプチ・フォーラム 〜管理担当者の輪、広げませんか〜
 開催日 2025年7月16日(水)13:30〜17:00 (懇親会:17:30〜19:30)
 開催形式  リアル参加のみ
 場所  一般社団法人 日本知的財産協会 関西事務所(堂島アバンザ 6階)
 参加者  参加者:71名50社(参加会員:66名 オブザーバー3名 JIPA:2名)
 懇親会参加者:50名(参加会員45名 オブザーバー3名 JIPA:2名)
開催の背景と目的
昨年度の「JIPA知的財産フォーラム関西」における議論の中で、「JIPA内で他社の管理担当者と交流できる場を設けてほしい」という声が上がったことをきっかけに、この度、フォーラム関西のサイドイベントとして、「管理担当者向けプチ・フォーラム」を開催いたしました。
開催概要と反響
当初の予想を大きく上回る71名の皆様にご参加いただき、関西事務所の会場は、知財管理に関心を寄せる参加者の熱気に包まれました。プチ・フォーラムでは、以下のテーマごとのグループに分かれ、日々の業務で感じている悩みや課題に対する他社の取り組みやノウハウが共有され、新たな気づきやヒントを得る貴重な機会となり、懇親会においても引き続き活発な情報交換が行われ、大変有意義な時間となりました。
議論された具体的テーマ
  • A. 管理業務全般の高度化
  • B. 経理関係
  • C. 事業部門・開発部門・知財部出願系担当者との関係
  • D. 特許管理システムの運用
  • E. 特許事務所との関係

主な議論内容とポイント
  • 知財業務におけるAI・DXの活用や業務効率化、管理システム、特許事務所との関係性など、各社の現状・課題・工夫が幅広く共有されました。
  • AI・DX導入の状況には企業間で大きな差があり、個人の熱意や社内環境により活用度合いが異なることが明らかとなりました。
  • AI活用の必要性は多くの企業で認識されている一方で、社内規制や属人化、DX推進の難しさといった課題も顕著に表れました。
  • 業務自動化(RPA)、生成AI(ChatGPT、Copilot等)、オンライン上の模倣品対策サービス(Red Points)、特許管理システム(DBBOY、TOPAM、PALNET/MC6等)の導入事例や、導入に際しての課題が多数共有されました。
  • 報奨金制度、退職者対応、特許事務所との役割分担・評価、教育・人材育成、データ管理・アウトソーシングなど、実務に関わる悩みや工夫も多岐にわたり議論されました。
  • 明確な「正解」がないテーマに対し、各社の多様な取り組みや課題意識を共有することで、今後のネットワークづくりや情報交換の重要性が再認識されました。

今後に向けて
本「管理担当者向けプチ・フォーラム」は、単なる情報共有の場にとどまらず、参加者同士の交流を通じて、管理部門における共通認識を深める貴重な機会となりました。今後も継続的な開催を視野に入れ、より実務に根ざした意見交換とネットワーキングを推進してまいります。
2025年度 下期 関西独自のイベント予定
恒例の「第16回 JIPA 知的財産フォーラム関西」を開催致します。
(地域の若手・中堅知財実務者による情報交換・人材交流を促進し、それらを通じて、地域での知的財産活動の活性化を図ることを目的とします。)
対象者:関西部会所属の正会員、関西地区の賛助会員
日程:2025 年11 月21 日(金)
時間:第1部(グループディスカッション)10:00〜17:00
    第2部(交流懇親会)17:15〜19:30
場所:ホテル エルセラーン大阪 3F バンケットルーム
開催のご案内は 8月下旬頃を予定しております。
是非皆様のご来会をお待ちしております。
       
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