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2026年1月29日 「第25回JIPA知財シンポジウム」を開催

2026年1月29日(木)に東京国際フォーラムにおいて、第25回JIPA知財シンポジウムを開催しました。今回のテーマは「TAKE IP INTO ACTION 知財を「未来の経営力」へ」とし、急速に進化するデジタル技術・生成AI時代において、知財は企業経営の中核的な資産であり、知財を通じて日本の産業発展を図るため、知財部門が「戦略的パートナー」へ進化する必要性について考える機会としました。当日会場には、昨年度より200名近く多い約900名の皆さんにご参加頂きました。

午前中のプログラムでは、押味JIPA会長の「開会挨拶」の後、「来賓挨拶」として、河西康之特許庁長官から、知財を活用した収益創出モデル、特許情報の戦略活用、無形資産開示の重要性を具体例とともにご紹介頂き、知財を経営の「羅針盤」として活用することについてお話頂きました。

次に中原裕彦内閣府知的財産戦略推進事務局長から、無形資産投資の重要性、AI時代の知財制度課題、国際標準戦略、コンテンツ産業振興策など、政府の知財政策全体像についてお話頂きました。

  • 開会挨拶 押味JIPA会長
  • 来賓挨拶 河西特許庁長官
  • 来賓挨拶
    中原内閣府知的財産戦略
    推進事務局長
その後、ダレン・タンWIPO事務局長と杉村多恵JIPA副理事長とのセッションでは、無形資産経済の拡大を背景に、知財を国家・企業戦略の中核に据えるべきとし、「ガラパゴスからゴジラへ」との象徴的メッセージで、日本が世界のルール形成と価値創造を主導することを提言されました。

午前のプログラムの最後には井本史生JIPA常務理事のコーディネートの下、JIPA専門委員会委員長による座談会「専門委員会の運営視点でみた知財の経営貢献 〜悩みと未来に向けた姿〜」を行いました。本座談会では、知財部門が「守り」から「経営意思決定支援」へ進化する必要性について議論が交わされるとともに、専門委員会活動を通じた次世代人財育成の重要性についても再確認されました。

  • 来賓講演 ダレン・タンWIPO事務局長
      杉村JIPA副理事長
  • 委員長座談会
午後のプログラムの最初には、古河電気工業社長の森平英也氏、将来宇宙輸送システム社長の畑田康二郎氏、ソニー知的財産サービス社長の津田裕子氏、富士フイルム執行役員知的財産本部長の佐久間直子氏にご登壇頂き、和泉恭子JIPA副理事長のコーディネートによるパネルディスカッションを行いました。
本パネルディスカッションでは、「知財の収益貢献の可視化」「経営と知財の共通言語化」「事業戦略と連動した知財戦略の実装」などが主要な論点となり、知財部門の役割変革の方向性が示されました。  

また、お昼休憩の際にはJIPA専門委員会等の活動を紹介する恒例の「ポスターセッション」を開催し、多くの皆さんにご覧いただきました。参加者の皆さんからの投票の結果、 今回のベストポスター賞は、金賞:ライセンス第1・第2委員会、銀賞:マネジメント第1・第2委員会、銅賞:少数知財研究会(関東)が受賞しました。

最後のプログラムとなった特別講演では、今治.夢スポーツ会長、元サッカー日本代表監督の岡田 武史氏より、「今治からの挑戦 〜地方の新しいコミュニティ〜」と題して、今治での地域創生の実践を紹介頂くと共に、理念を軸にした組織づくり、挑戦する文化の醸成、人材育成の重要性について語られ、企業経営および知財活動にも通じる「ビジョン経営」の本質についてお話頂きました。

今回のシンポジウムでは懇談会を含めて多くの皆さんにご参加頂き、盛会のうちに終了することができました。ご参加いただいた皆様や運営にご協力いただいた関係者の皆様には、厚く御礼申し上げます。
なお、来年度の第26回シンポジウムは、2027年2月17日(水)に東京国際フォーラムでの開催を予定しています。多くの皆様にご来場いただきたいと思いますので、宜しくお願い致します。

  • 特別講演 岡田氏(今治.夢スポーツ会長、
    元サッカー日本代表監督)
  • 懇親会での乾杯挨拶 今泉JIPA常務理事

※ 事前に録画配信を登録いただいた方及び当日ご参加されて方には、メールにて動画配信のURLをお送りいたしました。ご視聴頂ける期間は2026年3月4日(水)までとなりますので、お見逃しのないようにお願いいたします。
       
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