「知財管理」誌

Vol.57 記事詳細

掲載巻(発行年) / 号 / 頁 57巻(2007年) / 2号 / 195頁
論文区分 論説
論文名 米連邦取引委員会(FTC)審決に見る標準化プロセスでの反競争的行為
著者 藤野仁三
抄録 米ラムバス社の反トラスト法違反問題を審理していた米連邦取引委員会(FTC)は2006年8月、行政法判事(ALJ)による仮決定を全員一致で覆し、ラムバスの反トラスト法違反を認める審決を公表した。この事件の舞台となったのがDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリー)関連の規格を採択する米国標準化団体(JEDEC)であった。今回の審決でFTCは、標準化団体における協力・協調精神にもとづく合意形成プロセスを重視し、そのプロセスの参加者による反競争的な行為については、一般の競争市場における反トラスト法違反の基準よりも高い基準に立って判断すべきであるとの解釈を示した。FTCは、「救済」問題について引き続き審判を継続する。
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