「知財管理」誌
Vol.65 記事詳細
| 掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 65巻(2015年) / 11号 / 1601頁 |
| 論文区分 | 協会活動 |
| 論文名 | WIPO特許法常設委員会第22回会合 |
| 著者 | 新保雅士 |
| 抄録 | WIPOの特許法常設委員会(Standing Committee on the Law of Patent)(WIPO-SCP)は、特許法の国際的な発展に関して、先進国と途上国が会して問題を議論したり、連携を進めたり、指針を与えたりするための会合の場であるが、最近の課題は、「特許権の例外や制限」、「並行輸入」、「強制実施権」、「特許と健康」、「ジェネリック医薬品や特許された医薬品の実施に必要な技術移転」等、途上国側から提案される医薬品に関係する課題が多く、前々回、前回に引き続き今回も医薬・バイオテクノロジー委員会から参加することになった。会合前に、日本製薬工業協会と協働してJIPAとしての考え方をまとめ、現地では国際製薬団体連合会や日本政府代表団からの協力も得られ、日本の新薬開発に特許制度が貢献してきたことや日本の製薬企業が新興国における医薬開発に貢献している現状についてステートメント(意見表明)を行うことができた。第22回の会合の議事内容につき報告する。 |
