「知財管理」誌

Vol.65 記事詳細

掲載巻(発行年) / 号 / 頁	65巻(2015年) / 6号 / 733頁
論文区分	論説
論文名	特許訴訟における技術説明会について
著者	牧野知彦
抄録	古くから特許（実用新案権を含む）訴訟では、裁判官の前で当事者が当該技術を分かりやすく説明するための期日が設けられてきたが（技術説明会）、形式なども固定的なものではなく、その頻度も高いものとはいえなかった。しかし、近時の特許訴訟では、審決取消訴訟のみならず侵害訴訟においても技術説明会が開催されるケースが増えており、訴訟における重要性が高まっているといえる。そこで、本稿では、公表されている裁判官の見解や筆者の経験などを踏まえ、現在行われている技術説明会の概要や進行について報告する。