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環境技術の海外移転に関するシンポジウム 開催報告

2014/6/30日比谷コンベンションホールにて、「環境技術の海外移転に関するシンポジウム〜WIPO GREENの普及と展開〜」を日本技術士会とJIPAの共催で行いました。WIPO GREENに焦点をあてたイベントで、JIPA会員や技術士など約120名が参加し、多様な視点から議論が行われました。

前半の講演の部では、経産省産業技術環境局の中野浩二氏、環境省地球環境局の大谷孝幸氏およびUNIDOの古谷毅氏から、二国間クレジッド制度(JCM)やGreen Industry Platformなど途上国への環境技術移転に関する日本国政府や国連機関の取り組みについて講演して頂きました。引き続き、WIPOグリーンPJサブリーダーの諏訪氏より、WIPO GREENの概要と今後の展開について説明が行われ、WIPO GREENの技術プロパイダーでもある早稲田環境研究所の小野田弘士氏からは、資源循環型社会の高度化のための提案がありました。

後半の討論の部では、技術士会の小松英司氏がモデレーターとなり、諏訪氏、小野田氏、技術士会の西澤氏、上野WIPOグリーンPJリーダーが参加して、WIPO GREENへの今後の取り組みと展開について議論が行われました。現状の課題について素直な意見が出され、また会場からも活発な質問が相次ぎ、予定時間を超える議論が続きました。

閉会後に行われた懇親会にも多数の出席があり、知財部門にとって接触の機会が少ない技術士の方々などとの交流は大変有意義なものでした。

[Update 2014-07-09 ]