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2014年度インド訪問代表団の派遣

JIPAアジア戦略PJでは、2015/2/23-27、別所常務理事(本田技研工業)を団長とする6名の代表団をインドのデリーとチェンナイに派遣しました。
デリーではインド商工省産業促進局、著作権局、インド工科大学デリー校、インド知的財産研究会(IPG)、TACT社などを訪問し、チェンナイでは、チェンナイ特許庁、JETROチェンナイ事務所などを訪問しました。

インド商工省産業促進局では、インド知財制度に関する改善要望を伝えると共に、JIPA会員企業から募った商標審査の遅延案件を示し促進依頼を行いました。著作権局では、著作権の登録手続きや利用状況の把握を行いました。インド工科大学デリー校では企業との連携の状況や、共同研究に関わる知財問題のヒアリングを行いました。インド知的財産研究会では、現地日本人駐在員との意見交換を通じて最新の課題を把握すると共に、JIPA活動に対する期待のご意見をいただきました。TACT社では模倣品摘発の手続きについて、JIPAからの質問に回答いただき、議論を行いました。

チェンナイ特許庁では審査手続きに関する質疑を行いました。JETROチェンナイ事務所ではチェンナイの産業の特徴について講義をいただき、意見交換を行いました。

アジア戦略PJではこの5年で主要特許庁がある4大都市(デリー、ムンバイ、コルカタ、チェンナイ)を訪問し、インド知財に関する主要な調査と制度改善の要望を継続的に行ってきました。特に制度改善については、いくつかの項目で改正に向けた本格的な活動が進んでいることを実感することができました。JIPAでは今後もインドにおける活動を継続してまいりますので、会員の皆さまからのご意見・ご協力をお願い申し上げます。
なお、今回の代表団の成果については部会発表や報告書などで詳細をご報告する予定です。

[Update 2015-03-25 ]