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ASEAN・インド・中東・南米地域の審査官との意見交換会

 2019/9/25、発明推進協会アジア太平洋工業所有権センター(APIC)にて、特許庁委託事業である「特許審査マネジメントコース」研修参加のため来日しているマレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム、トルコ、サウジアラビア、ブラジル、アルゼンチンの審査官約20名との意見交換会を開催しました。JIPA側からは、国際第1、国際第4委員会等から10名が参加しました。本研修は、特許審査の迅速化、品質管理、審査官の育成、審査処理の管理の在り方等の審査業務全般について理解を深め、知財庁マネジメントを実施するために必要な専門能力を高める目的で毎年実施されているもので、その研修の一環としてJIPA(ユーザー)との意見交換の機会が設定されているものです。

 本年は、最初にJIPAの活動概要について紹介した後、各専門委員会から各国審査制度や運用に対する質疑応答を含めての意見交換を行いました。主たる話題としては、審査における第三者による情報提供や他国審査結果の参照についての実態、ASEAN各国における第三者による包袋閲覧の可否、その他インド審査におけるヒアリングの運用実態、トルコにおける法改正後の運用状況他、多岐にわたる項目について、いずれの国の審査官からも、率直な意見を聞くことができ、会の趣旨に合った有意義な会を開催することができました。

[Update 2019-10-03 ]