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2014年度中国・四国・九州地区協議会 広島会合

2014/7/28、昨年度設立した「中国・四国・九州地区協議会」では、本年度第一回目の会合をマツダ(株)本社協力会センターにおいて開催しました。本会には、広島を中心に岡山、山口、香川、愛媛、福岡の会員26社57名、更に地域の知財団体とのコラボレーッションとして、広島県発明協会の会員12名が参加し、事務局を含め総勢74名の参加者数となりました。

本会の第一部では、会員を代表して中国電力(株)味能部長(JIPA常務理事)に開会挨拶を頂き、久慈専務理事より、最新のトピックスとして、職務発明および営業秘密について近況報告が行われました。
その後、テクノプロデューサー(株)取締役の五丁龍志氏により、「特許情報の戦略的活用」と題し、ナノインベンチャー企業を立ち上げた体験に基づき、特許情報の有無によるマーケッティングの違いを比較しながら、新事業の顧客層、事業領域、事業ターゲット、顧客アプロ―チについて解説していただきました。特にその中では、新規事業の立ち上げに特許情報を上手く活用することにより、一層的確なマーケット分析を可能とする貴重な実例を紹介され、参加者にとっては他社の特許情報の活用策を知るという意味で有意義な講演でした。

その後、マツダ(株)のご配慮により、マツダの歴史を展示しているマツダミュージアムおよびマツダ戦略車種の生産ラインを視察する工場見学が行われました。
また、本協議会のもう一つの目的でもある会員交流を深めるため、懇親会も開催され、ここでは井上常務理事によるZoom・Zoom乾杯に始まり、白髪幹事の巧みな司会進行により、参加者間で意見交換・情報交換・人材交流が活発になされ盛況な会となりました。

本協議会に関する参加者へのアンケートでは、本協議会の全工程ともに好評でありました。参加者より、年2回は開催すること、時間割は丁度良いこと、今後の特別講演のテーマとして、知財戦略の苦労話、出願戦略、ブランド戦略、海外知財戦略など、戦略的なテーマの希望が多くありました。またこれ迄に実施していた参加者によるグループディスカッションについて、年1回はプログラムに入れて欲しいとの要望が寄せられました。本会では、今後も会員の要望を踏まえ、本協議会が益々活性化するように役員・幹事を支援していく次第です。

なお、次回は11/28(金)にタダノ(株)にて、四国高松会合を予定しています。本協議会初の四国開催となりますので、多くの会員の参加を期待しています。

[Update 2014-07-28 ]