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第三回JIPA知的財産フォーラム関西

JIPA知的財産フォーラム関西は、今年度で三回目を迎え、11月21日にANAクラウンプラザホテル大阪において開催いたしました。

このフォーラム関西は、JIPA基本方針の「地域活動の活性化」の一環として、現場の知財実務に根ざした活動を推進するため、地域での若手・中堅知財実務者による情報交換・人材交流を目的とする知的財産イベントであります。

今年度は、新たな構成として、第一部は共通テーマのディスカッション、第二部は実務テーマのディスカッション、第三部は交流懇親会、という三部構成にしました。

第一部の共通テーマのグループディスカッションには、105名が参加し、知財部門の『仕事のやりがいと夢』について、自己の思いを語り、参加者の夢を聴くことにより、若手実務者の将来の目標設計の一助になりました。

第二部は、118名(前年度103名)が参加し、実務テーマ毎の13グループに編成し、コーディネーターの司会・進行の下、参加者が日頃抱いている課題や悩みなどを活発に議論しました。この熱のこもった議論は、150分の所定時間でしたが、あっという間に終了しました。その後、各グループの代表者が議論のポイントを発表し、それに対し会場から質問が寄せられ、その質疑応答を通して有意義な意見交換・情報交換がなされました。

第三部の交流懇親会には、127名が参加し、友好な雰囲気の下で若手・中堅実務者による密接な交流・懇親がなされました。また、懇親会の途中では、関西ならではの余興をおこなわれ大いに盛り上がりました。

今回の特徴は、三部構成により、各グループの参加者は第一部で助走がつき、昼食をともにし、第二部で活発な議論に発展し、第三部で交流・懇親が深まり一層緊密な関係になって、若手・中堅実務者のネットワーク造りの良き機会となりました。

本会の終了後のアンケートでは、(1)日頃接点のない方々とざっくばらんに議論できる貴重な機会であった、(2)異業種の方々の異なる経験や意見を聴けて大変参考になった、(3)自社のレベルを確認できた、(4)いずれ他地域に広がる位に、フォーラム関西が発展するよう期待したい、等々の好意的な意見が多くありました。その一方、(5)テーマが大きすぎて議論が発散し議論しにくかった、(6)マンネリしないよう新たな仕掛けが必要であるとの意見や運営上の改善を示唆する意見もありました。

この様な皆様のご意見を反映し、本会の更なる発展に向けて地域活動のあり方を考えていきたい所存です。最後に進行役のコーディネーターの方々、今回の企画・運営を担当した実行委員会のメンバー各位、余興で交流を盛り上げて頂いた実行委員その他の関係者に深く感謝申し上げさせて頂きます。

                                     実行委員長 長谷川 治雄(副理事長)

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[Update 2012-12-18 ]