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2016年ブラジル・エジプト・インド審査官との意見交換

 2016/10/18、発明推進協会アジア太平洋工業所有権センターにて、特許審査実践研修で来日しているブラジル・エジプト・インドの審査官との意見交換会を開催しました。本会は毎年企業と知財庁の実務担当者同士で、個人の見解を含めて議論できる会として、2009年より続いている会です。
 今回は、インド審査官6名、エジプト審査官2名、ブラジル審査官2名が参加され、JIPAからは、国際第1、国際第4委員会、情報検索委員会、アジア戦略PJおよび事務局メンバーの全8名が参加しました。

 本会では、最初にJIPAより協会活動について紹介し、その後ブラジルに関しては、審査実務の実態、侵害訴訟の例について質問し、エジプトに関しては審査期間・査定率に関するデータ、傾向について質問しました。またインドに関しては、審査官の大幅増員の情報を得、彼らへの教育や審査迅速化への期待について議論しました。JIPA側からの各質問に対して、丁寧に回答頂いたことで、審査官側からの質問については時間が足りず、後日文書にて回答をお渡ししました。
 いずれの国の審査官からも、率直な意見を聞くことができ、会の趣旨に合った有意義な会を開催することができました。

[Update 2016-10-28 ]