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滞在型海外研修F04コース ロンドン・ミュンヘン研修報告

 2022/9/11-24の2週間に亘り、ロンドンとミュンヘンにて、「欧州特許制度、法規、判例および模擬異議申立審理の研修 (F04コース)」の現地研修を実施しました。本コースは、欧州の知的財産制度及びその関連法を正しく理解し、欧州の知的財産権の問題に対し迅速かつ的確に対応できる能力を有する人材を育成することを目的とした研修です。
 本年度は10名の受講者が2グループに分かれて、それぞれ関心のあるテーマを設定して事前検討を行い、現地研修に臨みました。

 ロンドンでは、Hoffmann Eitle、Mewburn Ellis、ミュンヘンではHoffmanEitle、Vossius & Partner、Winter Brandl、Kuhnen & Wacker各事務所の協力により、各国特許庁や裁判所等の訪問の他、欧州の知財事情についての講義が行われました。


COVID19も完全には収束していない中、エリザベス女王の逝去なども重なり、コロナ以前とは全く同じとはいきませんでしたが、外国人講師と直接やりとりを行い、現地でしかできない経験し、全員ケガや病気もなく帰国しました。

 11月より現地研修の内容を踏まえて事後研修が始まります。研修の成果は来年度の知財管理に掲載いたします。

<スケジュール概要>
London Week (9/11-9/17)
9/12 手続・審査
9/13 英国特許庁訪問、クレームの修正、EPOの判例法活用法
9/14 クレーム作成演習、OA演習
9/15 バッキンガム宮殿見学、欧州での特許侵害訴訟
9/16 王立裁判所見学、欧州における権利行使

Munich Week (9/18-9/24)
9/19 特許出願手続の比較、EPC訴訟の最新動向
9/20 EPO,GPTO見学、独英仏のクレーム解釈
9/21 特許ポートフォリオ
9/22 EPO異議申立手続、模擬異議申立の準備
9/23 模擬異議申立審理

[Update 2022-10-25 ]