| 掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 60巻(2010年) / 5号 / 721頁 |
|---|---|
| 論文区分 | 論説 |
| 論文名 | 管理知財から経営知財へ――経営戦略策定のためのパテント・ポートフォリオによる経営課題の発見方法―― |
| 著者 | 山﨑 攻 |
| 抄録 | 戦略的な企業経営には、「知財の分かる経営者」と「経営の分かる知財責任者」が不可欠 である。M&Aや事業の統廃合による再編など、知財戦略的な分析なしでは経営判断ができない。知 財部門は従来「管理部門」と位置付けられていたが、今や、「戦略部門」としての役割も期待されて いる。一方、知財部門には「旧特許部体質」と言われる閉鎖的風土が根強く残り、経営センスのある 人材が育ちにくい。筆者は10年ほど前、知財の運営方針として、「管理知財から経営知財へ」をモッ トーに掲げ改革を推進した。「経営知財」という言葉もやっと使われ始めたと感じる。本稿では、知 財部門が他部門と戦略的に連携していくための考え方について述べ、経営トップや他部門にも経営や 知財の課題を可視化して示すことが出来るパテント・ポートフォリオについて事例を交えて紹介し た。また、筆者が知的財産専門職大学院で担当している講座のねらいと内容についても紹介した。 |
