| 掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 76巻(2026年) / 4号 / 523頁 |
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| 論文区分 | 海外注目判決(No.115) |
| 論文名 | 海外注目判決:No.115[米国]「後願排除効の基準日を仮出願日とするための要件」を明示したCAFC判決 |
| 著者 | 矢部 達雄 |
| 抄録 | 本件は,Pre-AIA時代の米国特許法(35 USC)102条(e)に基づく先行技術,すなわち先願(特に仮出願)が後願排除効を有するための要件を争点とした事案である。審査段階においては,本出願(US公開公報)のクレーム1が仮出願によりサポートされているとして,本出願全体の開示が仮出願の出願日に遡及し,Riggs氏の出願クレームは拒絶された。審判部もこの判断を維持したため,Riggs氏は連邦巡回区控訴裁判所(CAFC)に控訴した。CAFCは,クレームを拒絶する根拠となる本出願の記載が,基礎となる仮出願に十分にサポートされていることが前提となると判示し,審査官および審判部の判断枠組みを明確化した。 |
