| 掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 76巻(2026年) / 5号 / 598頁 |
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| 論文区分 | 論説 |
| 論文名 | 釣りと知的財産権 |
| 著者 | 伊 藤 潤 |
| 抄録 | 釣り道具の製造者の多くは中小企業や個人であり,コスト面,専門家へのアクセス面,および知識面において不利であることが多く,画期的な製品について知的財産権が適切に取得されないことが懸念される。本稿では,釣り業界における知的財産権の取得および活用の実態について,具体的な事例を通じて紹介する。まず,19世紀後半から現代に至る釣り道具と知的財産権との関わりの歴史について概観する。次に,現代日本の釣り業界において知財ミックスによる保護が有効に機能した事例を取り上げる。続いて,知的財産権による保護が存在しないか,または十分でなかったために類似コンセプトが拡散した事例を取り上げる。最後に,これらの事例から得られる示唆として,中小企業やスタートアップにおける知財保護意識の醸成について述べる。併せて,これら企業との協業等を検討する際における知財デューデリジェンスの視点についても触れる。 |
