「知財管理」誌
Vol.75 記事詳細
| 掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 75巻(2025年) / 11号 / 1541頁 |
| 論文区分 | 論説 |
| 論文名 | 生成AIを利用したビジネスの知的財産権の保護について |
| 著者 | ソフトウェア委員会 第4小委員会 |
| 抄録 | 生成AIの技術は急速に発達しており、それに伴い国内外の法整備に向けた動きや課題に対する議論が進んでいる。また、同時に生成AIを活用したビジネスや生成AIを利用したコンテンツ制作の動きも急速に進んでいる。企業の知的財産の実務家は、生成AIを活用したビジネスやコンテンツに対しそれぞれの活用形態に適した知的財産権を選択し保護することが望まれる。 本稿では、生成AIに関連するサービスや生成AIを活用したコンテンツ制作について知的財産との関係性を検討した上で、日本の法制度における生成AI関連技術の法的保護を分析し、実効性のある知的財産権取得の方策について考察を行う。AI提供者とAI利用者の観点から、特許権、意匠権、商標権、著作権等による保護の可能性を具体的なモデルケースを通じて検討し、生成AIを活用した事業における知的財産戦略の指針を提示する。 |
