「知財管理」誌
Vol.75 記事詳細
| 掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 75巻(2025年) / 11号 / 1582頁 |
| 論文区分 | 論説 |
| 論文名 | IPランドスケープに関する研究 ─将来予測を目的とした知財情報活用─ |
| 著者 | 情報活用委員会 第2小委員会 |
| 抄録 | 特許情報は、一般的に出願から1年半経過した情報であることから、特許情報のみから最新の情報を読み取ることは難しく、将来予測の精度を高めるには特許以外の情報を組み合わせる必要がある。本研究では、I P ランドスケープにより将来予測が可能であるかを、事例に基づき検証を行った。また、本研究では、事例検証を行う際にガートナー社によるハイプ・サイクルを参考情報として用い、ハイプ・サイクルと関連付けたIPランドスケープについて検討を行った。具体的には、技術普及の兆候がハイプ・サイクルの黎明期に登場する前に予測できるか、特許情報から将来予測のための因子が見出せるか、ハイプ・サイクルの段階が公開されていない技術についてハイプ・サイクルの段階を推定して将来を予測できるかを検証した。得られた事例検証の結果から、将来予測を行う上で必要な情報、効果的な考え方、分析手法等について考察した。 |
