「知財管理」誌
Vol.75 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 75巻(2025年) / 8号 / 979頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | ダブルパテントの最新動向と実務上の考慮事項 |
著者 | ロバート・バー/ティモシー・マイヤー/中井和之(訳) |
抄録 | ダブルパテントは米国特許法において確立された原則であり、その起源は1800年代初頭にまで遡る。当初、ダブルパテントの原則は、発明者が区別できない主題について追加の特許を次々と取得することで、特許の排他権が不当に延長されるのを防ぐことを目的としていた。1995年にウルグアイ・ラウンド協定法(URAA)1)が発効し、米国の特許期間が特許付与日ではなく出願日から起算されるようになると、同一人の同日出願についてダブルパテントの原則の必要性が疑問視されるようになった。それでも、ダブルパテントの原則は今なお存続しており、その特許期間との相互作用は興味深い結果をもたらしている。さらに、研究開発や商業化における発明者、企業、その他の組織との関係がますます複雑になる中で、特許や出願において発明者や権利者が一部重複する場合に、ダブルパテントの成立要件である共通性が満たされるのかについて疑問が生じている。 |
