| 掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 71巻(2021年) / 4号 / 455頁 |
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| 論文区分 | 特集 |
| 論文名 | ヘルスケアの未来と知財 |
| 著者 | 奥村浩也 |
| 抄録 | 経済のグローバル化や技術革新などを背景に,ビジネスを取り巻く環境はあらゆる面で急激な変化を見せている。この状況はヘルスケアの領域においても例外ではない。まず社会環境の側面では,Society 5.0を背景として,従来の病気の治療という概念に加えて,未病や,予防さらには予後といった新たな領域を対象とする必要に迫られている。また,技術的側面では,AIを始めとするデジタルテクノロジーを活用した創薬・治験,あるいは新たな医薬モダリティと呼ばれる一群の革新的技術・治療方法の利用・導入によりR&D戦略そのものが大きく変わりつつある。加えて,ヘルスケアの領域では,例えば公衆衛生の問題は従来から一つ大きなテーマであるが,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生を機に,公衆衛生の側面での新たな議論が生じ始めている。本稿では,このように多様な側面で変化に直面しているヘルスケアと知財の状況について俯瞰し,主要な論点について概説する。 |
