| 掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 76巻(2026年) / 4号 / 450頁 |
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| 論文区分 | ミニ特集:AI・DXと知財実務 Vol.1 |
| 論文名 | 海外注目判決:No.114[米国]地裁によって判断が分かれたAIによる著作権侵害訴訟 |
| 著者 | 城所 岩生 |
| 抄録 | 生成AIの登場以来,70件以上の著作権訴訟が提起されている米国で3件の連邦地裁判決が出た。2025年2月に出た1件はコンテンツを生成しない通常のAIに対する訴訟だったが,フェアユースが認められなかった。2025年6月に出た2件の判決ではフェアユースが認められたが,1件は原告が立証責任を果たせなかったという手続き的理由によるものだった。このようにフェアユースの判定は事実に依拠する部分が多くケースバイケースなので,70件以上の訴訟の行方を占うのは難しい。こうした中,米議会著作権局は2025年5月,「著作権と人工知能」についての報告書を公開した。意見募集に寄せられた10,000件以上の意見を反映した報告書で,生成AIもフェアユースで対応可能とする結論の報告書だが,米生成AI企業を訴えた日米の新聞社が主張するコンテンツのただ乗り対策についても提言しているので,判決とともに紹介する。 |
