| 掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 76巻(2026年) / 7号 / 936頁 |
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| 論文区分 | 海外注目判決 / 論説 |
| 論文名 | 海外注目判決:No.117[米国]クレーム限定事項が相互排他的と判断したPTAB決定を否定したCAFC判決 |
| 著者 | 阪 和之/ 田原 拓永 |
| 抄録 | 本稿は,CAFCが2025年3月10日に下したSierra Wireless, ULC v. Sisvel S.p.A.判決を取り上げる。本件は,無線通信ARQに関する米国特許第7,869,396号のIPR手続において,PTABが独立クレーム1の限定事項1[c]と1[d]を「相互排他的」と解釈して一部のクレームを無効と判断したのに対し,CAFCがこの解釈を誤りとして差し戻した事案である。CAFCは,クレーム1の文言上,限定事項1[c]および1[d]の双方を実行することが必要と判示し,先行技術Sachsに基づく限定事項1[c]の開示認定も実質的証拠を欠くとして破棄した。差し戻し審でPTABは本件特許を有効と認定し,特許は維持された。本稿では,両機関の判断経緯を紹介した上で,方法クレームにおける条件付きステップの解釈と実務上の留意事項について考察する。 |
