| 掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 76巻(2026年) / 10号 / 1344頁 |
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| 論文区分 | 特集 |
| 論文名 | 知財を企業価値に翻訳する-投資家に伝わる無形資産開示とは何か- |
| 著者 | 江良 明嗣 柄川 宥人 瀬古 史瑞加 |
| 抄録 | 本稿は,知的財産・無形資産を投資家にどのように伝えるべきかを,企業価値創造と投資家対話の観点から考察する。投資家が知財に求めるのは,特許件数や研究開発費そのものではなく,それらが事業モデル,競争優位,収益性,成長戦略にどう結びつくかという価値創造ストーリーである。価値協創ガイダンス2.0の枠組みを踏まえ,優良な知財開示事例を通じて,知財を「保有資産」ではなく,顧客価値,組織能力,ガバナンス,資本配分といった経営の文脈に「翻訳」して示すことの重要性を整理する。また,知財開示は資料を整えるだけで完結するものではなく,投資家との対話を通じて自社の強みを磨き直す営みでもある。最後に,AIが投資家の情報処理を変える時代において,企業自身が自社の強みと価値創造の因果関係を明確に語る必要性を論じる |
