| 掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 72巻(2022年) / 8号 / 899頁 |
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| 論文区分 | 論説 |
| 論文名 | 後出の特許による既存事業の差止めは許されるか |
| 著者 | 前田 健 |
| 抄録 | 特許権は絶対的効力を有するから、独自に開発された技術に基づいて事業に着手した場合であっても、後から現れた他者の特許により、事業の継続が困難となる場合がある。現在の一部の裁判例の立場を前提とすると、既存事業が後出の特許により差し止められるリスクは相当程度ある。しかし、特許権は、創作のインセンティブを付与するために必要な限度で与えられるべきものであって、既存の技術や独自開発された技術の利用が制約される事態は、必要最小限度にとどめなければならない。 |
