2026年7月24日に、名古屋のウインクあいちにおいて、第1回東海地区協議会が開催されました。当日は80名の会員の皆様にご参加いただき、盛況のうちに終了しました。協議会では木谷常務理事の開会の挨拶で、これからの知財部門に求められる役割と能力の変化について紹介され、これまでは処理能力中心(守り)から創造能力中心(攻め)に変化が必要であることを述べられました。また、創造的な仕事には「適度な雑音」が必要で、オフィス内にカフェの導入が増えていることを紹介され、職場「音」環境を見直して、知財部門は、守りのプロから、価値創造のプロフェッショナルへ”IP Transformation“の実現を提言されました。
また、本年度の東海地区協議会は、①最新トレンドと戦略的視点、②実務力を底上げする知財リテラシー、③人脈が広がる知財ネットワークを本年度の活動の柱とする方針が示されました。
上野専務理事による知財を巡る最新トピックスに関する報告では、無形資産投資と企業価値向上に向けた国内外の最新動向について報告がありました。あわせて、AI活用委員会の活動状況および知財実務へのAI活用に関する取組み、特許制度小委員会におけるAI利用発明、ネットワーク関連発明、侵害抑止に関する検討状況、さらに米国、欧州、中国およびWIPOにおける最新の知財政策・制度動向について紹介されました。
特別講演では、一般財団法人 知的財産研究教育財団 知的財産教育協会 事業部長 近藤泰祐様をお迎えして、『AI時代 知財部門は価値創造デザインを担う~価値創造モデルの変化から考える知財部門の再定義~』をテーマに、VUCA・AI時代における企業価値向上のための「価値創造型思考」の重要性についてご講演いただきました。
講演では、未来を構想し、新たな価値を創出するためのデザイン経営や経営デザインシートの活用事例をご紹介いただくとともに、AIの普及により知財業務の効率化が進み、人に求められる役割が変化していることについて解説いただきました。また、知財部門には、知財管理に加え、価値創造の設計や経営への提言を担う役割が期待されていることをご説明いただき、AI時代の知財部門は、未来を構想し、価値を設計し、経営とともに企業価値を創造する存在であると提言されました。
講演の最後には、「自分らしさ確認シート」を用いた参加型ワークショップが行われ、参加者同士がシートに記入した内容を交換し合うなど、会場は終始和やかな雰囲気に包まれました。




