2026年3月27日 第3回 中国・四国・九州地区協議会を開催しました

2026年3月27日(金)愛媛県今治市の新来島どっく株式会社 本社・大西工場において第3回中国・四国・九州地区協議会を会場およびオンラインのハイブリッド形式にて開催いたしました。当日は、TOA株式会社の下垣裕一氏より「少数知財研究会の活動紹介」、花王株式会社の大谷憲一氏より「知財×DE&Iが拓くイノベーション創出の可能性」と題したご講演をいただきました。

JIPAからは中国・四国・九州地区担当役員である松浦常務理事および松本事務局長代行が出席し、参加者は計59名(現地32人・オンライン27名)となり盛況のうちに開催されました。

また新来島どっく株式会社の西島貞次様、渡邉啓介様のご協力により、協議会の開催に加え、大西工場および船型研究所の見学も実施することができました。

講演をする下垣氏
 講演をする大谷氏
松浦常務理事
来島海峡を望む懇親会

大西工場では「海をつなぐ。しあわせをつなぐ。」を理念のもと、造船のダイナミックな工程を見学しました。さらに船型研究所では多種多様な船舶の建造を支える技術力や性能研究や開発現場について理解を深めました。

講演では、下垣氏より、少人数で知財業務を担う部門が抱える課題と可能性についてご説明いただきました。少数知財研究会の意義として「自社課題への気づき」や「実務に根ざした情報共有の場」である点が示されるとともに、業務の自動化・AI化が進む中で、知財部門は経営判断や交渉、非定型業務へ注力しいく重要性が強調されました。また判断力向上の鍵として“相場感”の醸成の必要性についても示唆がありました。

大谷氏からは、DE&Iの視点から見た知財の新たな役割についてご講演いただきました。JIPA DE&I Society WGの活動紹介に加え、「知財は多様な知が交差する場である」との考えのもと、イノベーション創出の可能性は無限大であり、イノベーション創出における“結合”の重要性が示されました。

今後、知財は「知の集約点」から「知の結合点」へ進化していくことが期待されます。

講演後には講師およびDE&I Society WGメンバーを交えた意見交換会を実施しました。

現地会場では活発な議論が交わされるとともに、オンライン参加者に対してもブレイクアウトルームを活用し、双方向での意見交換の機会を設けました。

協議会終了後には、瀬戸内海と来島海峡を望む会場にて懇親会を開催しました。中国・四国・九州地区のJIPA会員様と発明協会会員様が交流し、少数知財研究会やDE&Iをはじめとする幅広いテーマについて意見交換を行うとともに、会員相互の親睦を深めることができました。