2025年度意匠委員会成果物を東西部会で発表

2026年4月27日、JIPA東西部会において、意匠委員会の2025年度成果物を発表いたしました。

発表概要

発表概要

テーマ :「実務×工夫で掴む意匠権-イレギュラー対応(審査官面接、変更出願手続き)のTips集-」
発表者 :千葉副委員長(日立製作所)
研究内容:意匠実務において対応頻度が低く経験差が出やすい以下の2つのテーマに着目し、各企業の実務上有効で
     あった取組みをTipsとして整理いたしました。
    ・審査官面接活用
    ・特許から意匠への変更出願

これらのイレギュラー対応について、実際の企業実務で効果的であった具体的な手法や工夫を体系化し、実務者が参考にできる形でまとめました。


期待される効果:
本研究成果により、意匠の権利化検討・判断に際して具体的な対応イメージを持つことが可能とな
        り、意匠制度のより効果的な活用につながることを期待しております。

資料の公開

詳細な研究内容については、JIPA会員向けに公開されている資料をご参照ください。

https://www.jipa.or.jp/community/subcommittee-council/committee-and-subcommittee-reports/2604bukai_movie

今後の展望

パネルディスカッションにおいて、意匠委員会は委員会参加企業各社の事例を踏まえ、生成AI活用によって想定される企業意匠実務上の課題として、以下の3点を提示いたしました。

1.AI生成意匠の登録要件該当性
AI生成意匠が意匠登録要件に該当するかの判断基準
2.創作者認定の課題
AIを利用した意匠創作における創作者認定の考え方
3.登録可能性低下への懸念
AI生成画像増加に伴う公知意匠増加により、意匠登録可能性が低下することへの懸念

これらの課題を通じて、産業界の実情を踏まえた意匠制度設計への期待を表明いたしました。

今後の展望

今後も、実務者が直面する具体的な課題に焦点を当てた調査研究を継続し、意匠制度の効果的な活用に資する情報提供を行ってまいります。