【募集開始】JIPA オープンイノベーションWGフィールドワーク in 今治(主催:JIPA OI WG)

JIPA オープンイノベーションWGフィールドワーク in 今治
地域振興の現場よりブランド価値向上のヒントを探る~今治タオルとFC今治の事例から~

1. 開催概要

  • 日時:2026年10月30日(金)16:00 ~ 10月31日(土)17:00
  • 開催方法:実地型プログラム ※オンライン配信はいたしません
  • 対象:JIPA正会員・賛助会員(全会員)
    • 一社より複数名、貴社内のどなたでもご参加いただけます。
    • 全プログラムへの参加が難しい場合でも、ご都合やご関心に応じて、一部プログラムのみのご参加も歓迎いたします。
  • 参加費:5,000円(懇談会参加者のみ/JIPA領収書を発行)
    • 新幹線・飛行機・宿泊先は、各自でご手配をお願いいたします。
    • 昼食、市内移動費、試合観戦費等は実費となります。
  • 申込(協会会員サービス)https://kserv.jipa.or.jp ※詳細をご確認のうえお申込みください。
  • 回答期限:9月17日(木)
  • 見学先・会場今治地域地場産業振興センターテクスポート今治/今治タオルLABアシックス里山スタジアム

2. 本イベントについて

JIPAオープンイノベーションワーキンググループ(OI WG)では、今年度の活動テーマの一つとして、特許に限らない知財の役割、ブランド価値の形成、品質・信頼の維持、地域、企業・大学・関係機関、顧客等を巻き込んだエコシステム形成について検討しています。

知財部門には、権利取得やリスク管理を通じて事業を守る役割に加え、事業の上流から価値形成に関わる視点も求められています。技術や特許だけで競争優位を築くことが難しくなっている現在、ブランド、品質、信頼、顧客や地域との関係性といった無形の価値を捉え、事業や社会に新たな価値を育て、活かしていくことも、これからの知財活動の重要なテーマとなっています。

本フィールドワークでは、今治タオル工業組合 田中理事長による特別講演、テクスポート今治/今治タオルLAB、アシックス里山スタジアムの視察を通じて、地域ブランドや地域に根ざした事業・活動が、どのように価値を生み出し、守り、育て、次世代へつないでいるのかを現地で学びます

今治タオルの事例は、品質基準やブランドマーク・タグ制度を単なる管理の仕組みにとどめず、品質への信頼を産地全体で支え、ブランド価値の向上につなげてきた取組みとして、多くの示唆を含んでいます。田中理事長の講演を通じて、地域ブランドを育て、守り、地域振興へとつなげていくための考え方や、ブランドを運用し続けるうえでの難しさ・工夫も含めて考える機会とします。

また、2026年1月のJIPA知財シンポジウムでは、FC今治を運営する今治.夢スポーツ会長・岡田武史氏のご講演を通じて、地域共創、組織運営、人財育成、経営者としての視座、そして「未来に何を残すのか」という問いに、多くの参加者が強く心を動かされました。

本企画は、その学びや熱量を一過性のものにせず、実際に現地に足を運び、地域に根ざした価値形成の実践に触れる機会として位置づけています。

企業の知財部門、事業部門、新規事業・オープンイノベーション担当者、大学の産学連携・知財部門、特許法律事務所等の専門家、ベンチャー・スタートアップ、ならびに事業化・連携の推進に関わる皆様が、立場や所属を越えて同じ現場を見て対話することで、知財人材がこれから果たしうる役割を考える実地型プログラムです。また、四国周辺地域の企業・大学・関係機関等の皆様にも広くご参加いただき、全国から集まる会員の皆様との交流を通じて、双方にとって新たな気づきや連携・共創のきっかけを得る機会にもしたいと考えています。

知財の仕事を通じて、私たちは何を守り、何を育て、何を未来に残すことができるのか。
その問いを、現地での視察・講演・意見交換を通じて考えます。

4. プログラムハイライト(詳細、タイムスケジュールはこちら

  • 今治タオル工業組合 理事長 田中 良史 氏(田中産業株式会社 代表取締役社長)特別講演「今治タオルのブランディング(仮)」
    地域ブランド再生の実践

    今治タオルは、安い海外産に押された危機から、2006年以降にリブランディングを図りました。その結果、下請け産地から脱却し、「タオルを産地で選ぶ」文化を定着させた成功事例として認知されるようになり、今治タオル工業組合は2019年度に経済産業大臣賞/2025年に内閣総理大臣感謝状が贈呈されました。
    田中理事長からは、今治タオルブランドの形成・発展や、その中で当時ご苦労されたこと等について、ご講演いただきます。地域ブランドをどのように育て、守り、価値を高めていくのかを考える機会として、知財・ブランド・品質保証・ライセンス・模倣品対策等に関わる皆様が、それぞれの組織や現場での取組みを考える示唆を得ることを目指します。

    今治タオル工業組合
    産業財産権制度140周年記念 内閣総理大臣感謝状 産業財産権制度普及発展特別功労企業等(地域部門)令和7年度
    知財功労賞 経済産業大臣表彰 平成31年度 知的財産権制度活用優良企業等表彰 知財活用企業(商標)

  • テクスポート今治/今治タオルLAB
    品質を「体感」へ変えるブランドコミュニケーション

    テクスポート今治/今治タオルLABでは、織機の見学や吸水性試験等を通じて、今治タオルの品質やブランド価値が、どのように来訪者に伝えられているのかを体験します。前日の講演を踏まえ、翌日のLAB見学で実際に体感することで、制度、品質、現場、消費者への伝え方がどのようにつながっているのかを立体的に理解します。

    テクスポート今治/今治タオルLAB

  • アシックス里山スタジアム/FC今治
    理念と共感が、地域との共創を生み出す仕組みを学ぶ

    2026年1月のJIPA知財シンポジウムでは、FC今治を運営する今治.夢スポーツ会長・岡田武史氏のご講演を通じて、地域共創、組織運営、人財育成、経営者としての視座について、多くの示唆を得ました。アシックス里山スタジアムは、単なる競技場ではなく、地域住民、ファン、パートナー企業をはじめ、世代や立場を越えた人々が集い、関わり、共に価値をつくるための場です。本プログラムでは、スタジアム視察およびFC今治の試合観戦を通じて、理念や共感といった目に見えない価値が、どのように地域の主体性や、世代・立場を越えたつながりを生み出しているのかを現地で体感します。特許や商標などの制度上の知的財産に加え、理念、信頼、関係性、コミュニティといった見えにくい無形アセットを、事業や地域の価値形成にどう活かしていくか。知財に携わる皆様にとっても、これからの知財活動の広がりを考える機会となります。

    アシックス里山スタジアム~文化・交流拠点として地域と人を繋ぐ。 365日賑わうスタジアム~
    FC今治~私たちの取り組み~