「知財から会社を変える」― T01知財変革リーダー実践、第1ラウンド始動!

 9月10日(木)~12日(土)の3日間、T01「知財変革リーダー実践」の第1ラウンドを湘南国際村センターにて開催しました。
 本研修は、「事業成功への知的財産における本質的課題と変革への取り組み」をテーマに、約6か月にわたり、自社の課題を掘り下げ、「会社への提言書」としてまとめていく実践型の研修です。第1ラウンドでは、3日間の集合研修を通じて、変革リーダーとして必要となる視点や考え方を集中的に学びました。

初日は、上野務理事から受講生への期待について講話いただいた後、竹森講師による「仮説思考と戦略立案フレーム」、長澤講師による「長期的経営戦略と知財戦略」、澤井講師による「国家戦略としての知財戦略について」の講義を行いました。

上野講師
竹森講師
長澤講師
澤井講師

 2日目は、戸田講師による「企業価値を高める知財戦略」、中村講師による「IPランドスケープによる経営活動への貢献」、福田講師による「相手を『動かす』プレゼンテーション」、足立講師による「企業活動に適合した知的財産戦略の策定と実践」と、多角的な視点から知財と経営、そして変革の実践について学びました。
 各講義では、単に知識を得るだけでなく、受講生自身が学んだ内容を自社の課題に落とし込む個人ワークを実施。さらに1日目、2日目ともグループで振り返りを行い、受講生同士で気づきや考えを共有しました。(右図は戸田講師)

 そして最終日の3日目には、受講生一人ひとりが、これから取り組む自社の課題を足立講師にプレゼンテーション。足立講師から個別に講評・アドバイスをいただくとともに、並行してグループ討議を行い、それぞれが抱える課題について企業の枠を越えて議論しました。
 最後に足立講師から、第1ラウンドで学んだことを研修期間だけのものとせず、「普段から意識し続けることが大切」とのメッセージがありました。(右図は足立講師)

 また、課題への対策を考える際には、対象となる分野を絞り込み、具体的な変革につなげていくことが重要であるとのアドバイスもありました。その際のヒントとして、変革を段階的に進め、途中で「短期的成果(Short-Term Wins)」を生み出して変革の推進力につなげる「コッターの8段階プロセス」や、組織の風土・文化を「権力構造」「組織構造」「日常の習慣」「シンボル」などから捉える「カルチュラル・ウェブ」が紹介されました。特に、組織の中で「実際に誰が強い影響力を持っているのか」を見極めることも、変革を進める上で重要な視点であるとのコメントがありました。
 第1ラウンドを終え、研修はいよいよ第2ラウンドへ進みます。今後は、受講生自身が設定した課題について「会社への提言書」の作成に取り組み、グループごとの定期的な討議やアドバイザーからの助言を通じて、課題をさらに掘り下げていきます。
 約6か月後、それぞれの「変革への提言」がどのような形に磨き上げられていくのか。受講生の皆さんの今後の取り組みに期待します。